保育日記

お彼岸

 今年は9月22日が秋分の日でした。3月の春分の日と同様に、昼と夜の長さが等しくなる日です。この日を期間の真ん中(お中日)として前後3日間、合わせて一週間の時期を『お彼岸』と言います。
 「彼岸」という言葉には、なんとなく「あの世」的なイメージなどが付きまといますが、本来はそういうどこか別世界を指すものではありません。迷いと苦しみの中で生き死にする私たちの在り方を此岸(しがん)と表して、そこから解放された仏教の理想の境地を「彼岸」と表現したものです。(ちょっと難しいですね!!)
 『お彼岸』にはお墓参りをするのが通例ですが、真宗(当園理事長が、住職を務める光讃寺の宗派)では、故人を供養するというのではなく、亡き人をご縁に仏法に出逢わせていただき、今の自分を見つめ直す大事な行事なのです。
 ・・と、難しい話でした。
 さて、下の写真は、今日のおやつ『おはぎ』です。
おはぎ
 園児のみんなは基本、外があんこのおはぎを一人1個ですが、お替わりを2~3個食べた子も・・・ やはり人気は、黄な粉のおはぎでした。
 ちなみに、ぼたもちは牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもの。一方おはぎは、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものだとか。同じものでも季節で呼び方が違うんですね。でも最近では、年中『おはぎ』でお店では売られることが多いのだとか・・。