保育日記

花まつり

 今日隣のお寺の本堂で、すみれ・さくら・きく組さんと一緒に『花まつり』の行事を行いました。
 『花まつり』とは、お釈迦さまのお誕生日をお祝いする行事です。本来は4月8日が誕生日なのですが、年度当初ということもあり、ゆっくりとお祝いできるよう、当園では毎年1ヶ月遅れで実施するようにしています。
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 今朝早くから、皆さまからいただいたお花を飾って『花御堂』を作りました。御堂の真中の像は、お釈迦さまがお生まれになった姿を像にした『誕生仏』。これに甘露の雨に例えた『甘茶』を注いでお祝いします。
 まずは・・・
     
 
 本堂で、保育士からお釈迦様の紙芝居やお話を聞いた後、園長からもお話を聞きました。「誕生」について、「命」について・・。
 私たちの命はお父さん、お母さんはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、さらにずっとずっと昔から続いていて、誰が欠けても今の自分は存在しないこと。みんな一人ひとりが誰とも代わることができない、尊い存在であること。そして今、私たちはそのかけがえのない大切な『命』を生きていること、それは動物や植物も同じこと、云々・・のお話を聞きました。ちょっと難しいお話でしたが、皆静かに聞いてくれました。年少のすみれ組さんも、結構長い時間をじっと座って黙って聞いてくれていたのがとても印象的でした。
 続いて、灌仏・・
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 きく組のみんなが一人ずつ、花御堂のお釈迦さまの像に甘茶(今日は実は紅茶です~ )をかけてお祝いをしました。
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     最後に皆で、花まつりにちなんだ歌を歌いました・・。
 今日は、お家の皆さま方からたくさんのお花をいただきましてありがとうございました。
 今日の『花まつり』の行事をとおして、あらためて私たち一人ひとりがかけがえのない“尊い存在”であることを確認し合いました。私たちが今、“生まれてここにいる”ことの不思議・・・。普段は当たり前だと振り返ることもないですが、毎月実施している誕生会でも、園児の皆さんなりに感じてほしいなぁと思います。
おまけ・・・今日のおやつ
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  ≪桜もち≫
  おもちを包んでいる葉は、園庭の八重桜の葉っぱを塩漬けしたものです